劉表の政 酒に乱れる

『太平御覧』所引『典略』
荊州牧の劉表が南方の地を占めていたとき、子弟らは驕慢かつ贅沢で、いずれも酒好きばかりであった。杖の先端に大針を仕込んでおき、賓客たちが酔っぱらって寝ころぶと、そのたびに針でつついて、本当に酔っているのかどうかを試すのであった。