関羽は徐州刺史

三国志関羽伝の注に引く『魏書』
羽を以て徐州を領せしむ。

用例から見れば、「領○○州」とあれば「○○州の刺史に任じた」という意味だと分かる。このとき劉備は予州牧であったので、自身は予州の小沛に駐屯して曹操の攻撃に備えていた。代わって、関羽が徐州刺史を務めたのである。このことは、のちに劉備が入蜀したとき、関羽を残して董督荊州事にしたのと同形を描いている。