中国史

瘤持ちの娘

宿瘤女は、斉の東郭の桑狩りの娘で、閔王の王后になった。うなじに大きな瘤があったので宿瘤と呼ばれている。かつて閔王がお出ましになって東郭まで来たとき、百姓たちはみなこぞって見物に来たが、宿瘤女は普段どおり桑の実を拾いつづけた。閔王がそれに気…