東シナ海ガス田
日ごろよく読んでいるブログからリンクされていた記事。東シナ海ガス田に関する日本政府の主張は、ガス開発の専門家である猪間明俊氏から見ても、むちゃくちゃだとのこと。この記事には猪間氏ご本人によるコメントが付されている。
問題とされるガス田は日本の主張する排他的経済水域(EEZ)の外側、つまり日本政府でさえ「そこは日本ではなく中国の海域ですよ」と認めている場所にあるのだから、私にはなぜ政府(およびマスメディア)が騒ぎ立てているのか理解できなかったんだけど、猪間氏の主張を聞いて、なんとなく分かってきた気がする。
要は、対中コンプレックスの仕業ということなんだろう。
政府にもメディアにも対中コンプレックスはある。で、彼らが、やはりコンプレックスをもつ一部の国民を煽動したがっているということ。根拠はない。が、彼らの無軌道な言動を見るにつけ、そうとしか考えられなくなってくる。
当時の担当閣僚(中川氏ね。いま二階氏に代わって大分マシになった)の相当かっこわりぃ国内向けパフォーマンスも、こっちは、ああ馬鹿馬鹿しいと思いながら眺めてただけなので存分にやってもらって構わないが、はたして、かの閣僚は本気になって中国と戦争を始める覚悟があったんだろうか。いつ戦争が始まっても仕方がないくらい無理な要求を主張していることにすら気付いてないのかもしれない。あいつ、ばかだもんな(ちょー失言)。
猪間明俊氏の名前でググってみた。ビデオニュース・ドットコムにも出演したんですねえ。
ちなみに猪間氏はこういう歴史観の方らしい。
【窒素ラヂカルの『正論・暴論』】(上記ブログ筆者のサイト)
【21世紀中国総研】
【ビデオニュース・ドットコム】(238回)
【クルディスタン日本語NEWS】
ガス田開発で一番お金がかかるのは試掘・探掘の段階で、しかも実際に試掘して採算性がとれるのは大体30分の1くらいしかないそうですよ。