少年犯罪よりも過剰報道が問題

少年犯罪『報道』急増化データ via 【成城トランスカレッジ!】

犯罪学者浜井浩一さんの論文からグラフを引用してるんですが、これがすごい。殺人の認知数は85年からほぼ横這いなのに、「凶悪」「殺人」をキーワードにした報道は89年に6倍、2000年で14倍に達している。確かにニュース見ても犯罪報道ばっかりだもんなー。事件が増えてないのに報道だけが増えているということは、1つの事件に対して繰り返し繰り返し報道されているという可能性も高いです(このグラフだけでは読み取れない)。てゆーか、「猟奇的」とか「劇場型」とか言い過ぎでしょ、ワイドショーのコメンテータは。警察庁天下りかよ、みたいな。

日本における殺人検挙率は、1955年くらいまでは100万人あたり35人で、そこから一直線に下降している。こんな国はどこにもない。増加した国がほとんどです。 なぜ、減ったかということを何で計るかですが、「誰が殺さなくなったか」というふうに見ますと、20代前半の男性です。

20代前半の男性の殺人犯率が低くなった…ではなく、「誰が殺さなくなったか」という見方が面白いです。なるほど、殺す人が減ったと言うより、殺さない人が増えたと言った方が、より具体的で説得力があります。

いま日本では殺さない人が急増中ですよ!!