刀屋さんの消息

【思いて学ばざれば】コメント欄
刀屋 『私のように日本刀を扱っている人間から見ると百人斬りなんて荒唐無稽な話なんですが、なぜ「自分の欲望に基づいたウソ」と断定できるのか教えてください。昭和軍刀で人を百人斬るなんて武器の点でも無理だし、仮に取り替えても体力等の点で無理です。』 (2006/06/04 21:24)

mujin 『どうも、はじめまして。えーと、東京日日新聞の記事が事実でないというご主張でしょうか?あの記事は百人斬りの事実をもとに武勇伝に仕立てられたもので、事実そのままに書いていると主張している人はいらっしゃらないと思います。そもそもその記事にしても「昭和軍刀」で百人斬ったなんてどこにも書いてないはずですよ。それに体力等の点というのもよく分かりません。疲れたら休めばいいのでは?』 (2006/06/04 21:34)

mujin 『刀屋さんからの返信がないので続けますが、百人斬りが世に知られるきっかけとなった東京日日新聞には、向井少尉が用いたのは「関の孫六」、野田少尉が用いたのは「無銘ながら先祖伝来の宝刀」とあり、どこにも昭和新刀で斬ったとは書かれていないんですよ。
http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/data/nangjin/hyakunin/nichinichi.htm
最近になって分かったことですが、野田少尉の用いたのは「波平」であるとのことです。
http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm
そもそも昭和新刀というのは作刀年代の区分であって、昭和新刀に粗悪品が多かったとはいっても全部が全部粗悪品だったわけではありません。品によっては古刀を上回る性能を持った昭和新刀だってあるわけです。実際、旧軍の鵜野晋太郎という人は、曲がった刀身を直しながら血糊を拭きながら昭和新刀だけで連続九人を斬ったと回想しています。
http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/data/nangjin/hyakunin/uno.htm
昭和新刀だからといって生身の人間が斬れないということはありません。』 (2006/06/06 14:00)

あれからずっと、舌なめずりしながら、違った、手ぐすね引きながら、それも違う、首を長くして待ってたんですが、半年も経っていまだにご返信がありません。とんずらこきやがっ、いや違った、刀屋さんの身に万が一のことでもあったのではないかと心配しています。

刀屋さん、もしご覧になっていたら、是非、なにか一声お願いします。日本刀の専門家として含蓄深いお言葉をご期待しております。