安倍さん訪印で外務省は

安倍さんがインドを訪問してパール判事のご子息に会われた件について。
安倍さんとしては当初、パール判事が日本を擁護してくれたのだと勘違いして、感謝の意を伝えるとともに、戦前日本の無罪を高らかに喧伝したいという思惑があったのだろう。しかしリベラル系ブロガーの冷めた反応を見たり、NHKスペシャルを視聴したりした支持者の反応などにより、勘違いであることに気付いた側近らの協議検討の結果、とりあえず会ってはみるが挨拶程度のこと以上はしないという無難な方針に転換したと思われる。

そこまでは、だれもが事前に予測できたことだし、さすがに総理周辺のスタッフとしてはマトモな対応なんだけど、ひとつ分からないのは、会見をお膳立てした外務省(だよね多分)官僚は、ことがここにいたるまで気付かなかったのかということ。

安倍さんが会見を提案した時点で、外務官僚はその狙いに気付いてたはずだし、それが実現したら安倍さんにとって大変な失点になることは分かってたはず(国内的には安倍内閣に対する国民の信頼低下、対外的には諸外国との友好関係、とくに対米対中関係の悪化)。なのに、制止した様子が伝わってこない。安倍さんの狙いに気付かなかったか、あるいは気付いていて素知らぬふりをしていたのか…?

もしかしたら安倍さんに方針転換を進言したのが外務官僚だったりするのかもしれない。だとしたら、安倍さんの側近や支持者が外務官僚を逆恨みしてる可能性もあるなぁ。