南京事件の否定論が下火に

最近ブログ界隈で南京事件の否定論を見かけなくなってきたなぁ(source:オレの主観)。安倍さんが辞職してからエキセントリックなパフォーマンスが退潮してみんな冷静になってきたって感じがするんだけど、実際のところどうなんだろう。あとはてな界隈だけでいうと、年初にフロムダくんが否定論のムチャさを体当たりで例示してくれたのも大きかったかな。

ググってみても、一時期は否定論一色だった検索結果1ページ目も、今では実証サイトの方が多いくらいで、ようやく健全化しつつある感じ。

http://www.google.co.jp/search?q=%E5%8D%97%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%8D%97%E4%BA%AC%E8%99%90%E6%AE%BA

北京五輪が終わっちゃったので難癖つける理由が減っちゃったというのもあるだろうし(そしてチベットウイグルへの抑圧は忘れられてゆく……)、あとは神舟7号の捏造疑惑などで嫌中厨のイタさが浮彫にされて、普通の人からみて、あんまり合流したくない感じになっちゃってるのも大きいかな。アメリカ発の金融危機が遅ればせながら日本にも波及してきつつあって、中国叩きをしてる場合じゃなくなったってのもあるかも。

いわゆる嫌韓厨、嫌中厨みたいなキモい連中もめっきり存在感を薄くしてるし、まあ、なかなかよさげな傾向なんではないでしょうか。こうしてみると自称愛国者さんたちがいかに一時のトレンドに身を委ねてるだけなのかが如実に現れてて面白いんですが、ただ単に不満の捌け口を余所に移しただけってのも見えすいてて気の重さはあんまり変わらんですね。