若い女性の2割がHIVに感染している!

というデマの、まとめっぽい記事をいくつか。

【児童小銃】
( д)゜ ゜感染者率2割というとAIDS問題が深刻な南アフリカ並みの数字です。つまり世界的にトップレベルということに。ぶっちゃけありえない。

数がありえないよという話。

【シナトラ千代子】
不自然なところ。

  • 実話にありがちな話の逸脱や混乱がなく、きちんと整理されている。
  • これほどの長い話を細部まで覚えている「俺」。
  • 二部構成。しかも「付け足し」であるはずの後半の密度が高い。
  • 前半に職場ゴシップめいたエピソード、後半に深刻そうな情報を集中させるという、前半とのギャップによる効果を狙った構成。
  • 意図的な話の誘導
    • 「その時大勢のエイズ患者が出てきて、やっぱり貞操観念を大事にしましょうという意識が復活してくれれば良いかも知れない。」

(略)

とくに後半の下りはあきらかに用意された元ネタにもとづいた「よどみない」セリフであって、一個人の考えを話しているとは思えません。

  • 会話が一方的。「俺」は一応反論するものの、すぐに納得。
  • テレビ・雑誌・芸能人と、例として用意された話が豊富。
  • しかもたんなる妄想による「未来予想」で、なにひとつ証拠がない
    • エイズ患者が増えるかもしれない
    • それが報道されないかもしれない
    • しかもエイズ患者が特権階級になるかもしれない
    • マスコミによる情報操作が起きるにちがいない
    • 医師会にもなにかあるらしい
    • 校則を厳しくしてる学校もあるらしい
  • にもかかわらず、「じつは喪男はすごくいいやつで、頭もいい、そして秘密の情報も知ってる」という演出でそれらしい話に見せかけている。

マルチ商法のひとが勧誘で話す「マニュアルに基づいたセリフ」とほぼ同じ演出です。反論は許す、けれどもすぐに豊富なたとえ話で煙に巻く、という手法。しかも現実にこういうセリフを聞いたひとが一問一答覚えているでしょうか?

これがなにを意味しているのかというと、ひとつの目的への誘導、いわゆる「純潔教育」への誘導で、話は全体にそれを補強するための単純な構成になっています。

論法がおかしいよという指摘。

【ユラユラクラゲ】
どうやら、2chのログらしいんですが、これを読んだ人の反応が「エイズが凄いことに!」とか「喪すげえ」「俺もああなりてえ」と言ってるが、違うだろ。
統一協会」が騒いでるなあ、が正しい感想だろ。

背景にカルト宗教がからんでるかもねという推定。
私もこれに同意。