旅人たちの共通点

【黒子の部屋】お部屋1097/先週のつまらなかった原稿26 via 【サイコドクターぶらり旅】(のコメント欄)

どうも、あっちの世界に旅立たれた方々には共通点があるようだ。

この「脳内汚物」で取りあげた「週刊文春」の記事を読むと、今の時代の「大人」たちはみんなバカになってきていると確信できます。それはゲームのせいではなく、ネットのせいでもなく(それらも関与している可能性は否定しませんけど)、考えなくても生きていけるこの社会全体のありようと関わっているのだと思えます。

そのことをこれっぽっちも考えようともしないで、ゲームに責任を押しつける安直極まりない発想をして安心できてしまう程度のチープな精神科医が存在し、それを出して金儲けを狙うチープな出版社が存在し、そんなものを買って納得するチープな消費者が存在すること自体が、私の主張のはっきりとした証拠でしょう。

 世界的権威の科学誌「ネイチャー」は、一九九九年、テレビゲームが人間の脳に与える変化についての論文を掲載した。イギリスの研究者が、脳内における、快感や興奮に関係する神経伝達物質ドーパミンンの放出量を測定したところ、テレビゲームで遊んでいる時、顕著に増加することがよかった。
 テレビゲームによるドーパミン放出量は、脱法ドラッグ「スピード」のような覚醒剤や、「リタリン」という中枢刺激薬を投与した時の増加量に匹敵すると、別の研究者は追認した。

 そして、岡田氏は「今すぐ対策を」と訴える。
「メディア依存症は、脳に仕掛けられた時限爆弾と同じです。大切な子どもを、凶悪犯罪や性犯罪、不登校や引きこもり、虐待や家庭内暴力、自殺や自傷に陥る危険から守らなくてはなりません。国は未成年者及び学生に対して、有害で嗜癖性の高いコンテンツを含むゲーム、ビデオ、サイトなどの利用を禁じる法制度を確立し、メディア依存症の指導やケアを行なえる体制を整える必要があります」

ゲームをするとドーパミンが出る→ドーパミンが出るとメディア依存症になる→「したがってゲームこそ、凶悪犯罪や性犯罪の起因となるものと定義します」(笑)。

はぁ…。