賈充と孫晧の問答

三国演義
呉主孫晧は洛陽に赴いて昇殿し、晋帝の御前で平伏した。賈充が孫晧に向かって「きみは南方にあって、いつも人間の目玉をえぐり、面の皮を剥いでいたと聞くが、それはどんな罪に対する処罰ですかな?」と訊ねると、孫晧が「臣下でありながら主君を弑逆するような奸佞不忠の者に対して、この処罰を与えたのです」と答えたので、賈充は黙りこんでしまい、すっかり恥じ入った。

この問答は『三国志』にも『晋書』にも記載されていないが、『資治通鑑』に同様の記載がある。