人命は訓練次第でいくらでも軽くできる

【SENKI】米軍兵士は「条件反射」でイラク民衆を殺す via 【あけてくれ】
 こうした訓練の結果、米軍兵士の発砲率は、第二次大戦の15〜20%から、朝鮮戦争では55%、ベトナム戦争では90%まで上昇した。ベトナム戦争では、普通の兵士は一人殺すのに平均して5万発もの弾丸を費やしたのに対して、「人殺しの訓練」を徹底的に受けた米軍狙撃兵は、敵一人殺すのに平均1・3発の弾丸しか必要としなかった。米兵は戦場で、実験室のイヌやネズミのように条件反射的に人を殺しているわけだ。

ふと、なんとなく、第二次世界大戦では1人を殺傷するのに2万5000発の弾薬が必要といってる人を思い出してしまいました。
それにしても、古今東西、戦場における兵士の心理状況なんて変わらぬもの、日常の感覚は麻痺して平然と人間を殺傷できるものだと思っていたら、19世紀の戦いでは1連隊をもってしても1分間に1〜2人しか殺せなかったとはかえって新鮮な思いです。とはいえ、殺し合いなんて指導者に駆り立てられて渋々やるものであって、互いに恨みのあるわけではない個々の兵士にとっては好ましからざる振るまいに過ぎず、それゆえ、しばしば映画やTVドラマなどで「命の奪い合いをしているはずの戦争シーンで、兵士たちがだらだらとして緊迫感がない」と批判されるのが私はつねづね当たっていないと思ってきたので(←さっきの感覚麻痺うんぬんと矛盾してるじゃん)、その直感を裏付ける情報でもありました。