治安悪化説を当事者が否定

【東京新聞】核心 via 【成城トランスカレッジ!】

語られている内容そのものは既知のもので、とくに目新しくはないですが、

 「政策には必ず光と影の部分がある。政策を担うものは光と同時に影の部分も自覚し、その政策の当否を判断しないといけない。そこに公的な力の自制が生まれる。しかし、こと『治安』については、そうした配慮は一顧だにされない。まるで何かの強迫観念に取りつかれているかのようだ」

ここにびびっとくるね。証言者は当局内部に巣くう心情として語ってますが、それはどうだろう、別に強迫観念に取りつかれてるんではなくて、単にイケイケアゲアゲ気分なだけとちゃうでしょうか。他律的じゃなくて自律性の欠如っていうね。咎める人がいなければ必然的に暴走するもんですよ、特権をもつ立場の人は。

むしろこの言葉を当局者による世論コントロールの手法として読みとった方がいいです。ありえないほどの過小な可能性をことさらに言い立てることにより、総合的な視野を失わせる陳腐な術策。*1まんまと騙される私。いかにもにっぽんじんぽくていやですね。

*1:まったく現実的でない北朝鮮の核の可能性を言いつのってMD配備を主張する国防利権なんかと一緒ですねぃー。