三国志プロジェクト見てきた!

【三国志プロジェクト】第2弾のお芝居『濁流を清めるは清流なり』を見てきました。面白いですよ。第1弾のDVDも買ってきました。
主人公は袁紹曹操の2人。袁紹を演じたのは蜂須賀智隆さん、曹操は宮内利士郎さん。実話をベースにしたフィクションですが、ところどころ史実から有名なエピソードを引用して劇中にさりげなく埋めこんでいたので、知らない人が見たら、どこまでがオリジナルでどこまでが実話か分からないかも。笑わせたり、泣かせたり、さらに社会批判、ダイナミックな殺陣、それらをうまく融合し、しっかりと緩急をつけて飽きさせない2時間に仕上がっていました。

袁紹の「マジで?」、曹操の「しくじった!」では場内を爆笑の渦に巻き込んでました。終盤では大義のために罪のない人々を手にかけてしまうなど、決して気持ちよく大団円にはしてくれないのも安堵しました。

ただ、不満点がなくもなく、とくに悪の親玉・張譲に仕える謎の男(実在しない人物)が劇中でも謎すぎて、しかも張譲が退場したあと、この感情移入のできない謎の男をラストまで見続けなければならなかったのは少々つらかった。もうちょっとキャラクターをはっきりさせてほしかったかなぁ、と。これは曹操に思いを寄せるという女性についても同じことを感じました。

お芝居を見てるときはずっと「上官将軍」だと思ってたのが、あとでパンフ見たら「張奐」のことだったので、個人的にのけぞった。あー、それと袁紹が恋心を寄せる女性がかなりの美人さんでした。



公演は18日まで。当日券の販売もあるので、まだ間に合いますよ。