Googleの基本思想について

【タカマサのきまぐれ時評2】情報収集の効率は、マイナー路線をとれば あがるのか?

このエントリへのリアクション。わたしも元エントリでよく整理が付いてなかったので誤解されちゃった感じですね。わたしが「よい情報」と「ほしい情報」を区別しないで書いていたので、これは仕方がない。

ハラナ・タカマサさんの例示したように「よい情報」(正しい情報)というのは確かに検索結果の上位に上がってくることが期待できるわけです。「よい情報」を期待する人は多いわけですから、それだけ検索結果にも上がってくる。ただ、それが全てのユーザにとって「ほしい情報」であるとは限らないわけですね。あえて「よくない情報」を求める場合もあります。そこまで極端でなくても、通説とは距離をとった少数説を求めたい場合もあります。

また、もともと正否優劣のない情報についてはどうでしょう。たとえばweb上で小説や楽曲を発表している人たちがいますが、よほど有名な作家でないかぎり検索結果にはなかなか上がってこないんですね。だからといって、それらの作品が品質として劣っているとは限らないわけです。ただ、大多数に知られてなかったり好みでなかったりして支持する人が少ないというだけです。

Googleの基本思想では、それらをすくいとることができないのではないかと思うのです。


個々のユーザの求めに応じた、あまり注目されていない情報を見つける方法はないか、というのが元エントリの趣旨でした。できれば王道だけではなく、もっと横着な方法を提案していただきたかったなぁ。それが技術というものでしょうからね。