批判と中傷

古代中国だと批判すなわち中傷なのよね。


三国志』とか読んでるとそういうことになってる。だから直言の士による根拠に基づいた正当な批判であっても、政敵に逆恨みされて罠に陥れられたり、政道誹謗ということで処刑されたりする。まァ、ヤヴァンね!

でも、まあ現代の日本でも、理屈はさておき、感情的にはそのころからまったく進歩してないのね。批判するな。批判するな。「お前は○○が嫌いだからそんなことを言うのだろう?」「○○を悪く言うな!」「○○の悪口は聞きたくない!」「○○を断罪する権利は誰にもない!」

ある人が、別のある人を中傷している行為を批判したら、さらに別の人から「批判してるお前も同罪」と言われたりする。

こういうことがまかり通るから、某週刊誌のような、批判に名を借りた中傷を止められないのだよ。


今日はこどもの日(マテw