宮崎は口蹄疫に騒ぎすぎ

家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が県都宮崎市などに飛び火した影響が、市民生活に大きな影響を及ぼし始めている。感染拡大を防ぐため、同市では12日から市立図書館や総合体育館など計65施設を当面の間、閉鎖した。全国屈指の畜産地帯・都城市でも、市の文教施設など約120カ所が11、12日から休館になった。

http://www.asahi.com/special/kouteieki/SEB201006120014.html

被害に直面している畜産農家が大変な思いでいることはもちろん分かるのですが、いくらなんでも公的施設の閉鎖までいくのは過剰反応というものでしょう。宮崎県における畜産業のウェイトがいかほどかは分からないですが、とはいえ、あまたある産業の一つに過ぎないのも確かです。人命にかかわる新型インフルエンザのときでさえ図書館の閉鎖なんてしなかったのに、産業の一つを守るためには閉鎖するというのでは、バランス感覚がずれているとしか言いようがありません。

畜産業にたずさわるひとは宮崎県内でもごく一握りしかいないと思いますが、畜産と直接関係しないひとまでもが農家を気づかうのがおそらく宮崎県民の人柄なのでしょう。