呂布 ビビる

夏侯惇が目玉を食ったのを見て、呂布がビビって逃げたというエピソード。

三国志平話』
夏侯惇が飛びだして呂布と戦い、数合もせぬうちに呂布が負けたふりをしたので、夏侯惇は急いで追いかけた。
呂布が矢を放つと、まっすぐ夏侯惇の左目に突き刺さり、夏侯惇は馬から落ちた。
矢を抜きながら夏侯惇は「父の精、母の血だ。捨ててなるものか」と言い、自分の目玉を丸呑みにした。
呂布は「この人はただ者でない!」と言った。呂布軍は大敗した。

夏侯惇が目玉を食ったという話が『演義』以前にすでに完成していることに留意しつつ、ここでは夏侯惇呂布を打ち負かすほどの勇将として描かれていることに注目。