じゃんけんに勝つ方法

あとで書く。書きました。

じゃんけんは単純な確率の問題だから勝率をあげる方法はない、というのはでたらめだから信用してはいけません。つねに3分の1の確率でそれぞれの手を出すコンピュータが相手ならその通りですが、ついつい癖の出てしまう人間が相手なら、その癖を利用することで勝率をあげることができます。
なにも考えずにやれば勝率50%くらいですが、この方法でやれば60%くらいには勝率をあげることができます。いや、60%って結構でかいですよ。

いちばん手を読みやすいのは最初の一手です。男性はグーを出すことが多く、女性ならパーを出すことが多く、また性別にかかわらず最初の一手でチョキを出すことはあまりありません。ですから、こちらは最初にパーを出すのが無難です。ちょっとずるいやり口ですが、相手に考える時間をあたえず、いきなり「じゃんけんやろう」と宣言して間髪入れず早口で「じゃんけんぽん!」と一方的にゲームを進めれば(急かし)、その傾向はさらに強くなります。

勝負がつかず次の手を出す場合、相手の手はグー→チョキ→パーの順に推移することが多いです。パー→チョキ→グーと推移することはあまりありません。また、前に出した手と同じ手を出すこともあまり多くありません。ですから、グーであいこになったら相手は次にチョキを出すと見込まれるので、こちらは続けてグーを出すといいです。ここでも「急かし」は有効です。

あいこになったあと、次も同じ手であいこになった場合、ゲームの中身が今までとは少し変わって「いつ違う手を出すかゲーム」になり、どちらかが手を変える決断を下すまで、おたがいに同じ手を出し続けることになります。楽器の演奏などで他のプレイヤーの顔をみて微妙に息を合わせることがありますが、それと同じように相手の顔をよく観察していれば、相手が違う手を出そうと決意した瞬間が分かることがあります。じゃんけんに弱い人は相手の手だけを見て、相手の顔を見ていません。

私が使っている、じゃんけんの勝率をあげる方法はこれだけです。

要するに、多くの人は、なにも考えなければ、ついつい最初の手にグーかパーを出してしまい、ついつい以降の手をグー→チョキ→パーの順に出してしまい、ついつい勝負を決意したとき顔色に出してしまうということです。じゃんけんに弱い人は、そのことに自分で気付いていません。「急かし」をかけるとその傾向が強くなるのは、相手の考える時間を奪っているからです。

逆にいえば、頭の回転が速くてこちらが「急かし」をかけても冷静に次の手を判断できる相手や、普通の人ならだれでも持っているような癖を持たずランダムな手を無意識のうちに出せる相手には、この方法は通用しないでしょう。

一回きりの勝負だと偶然の要素が大きすぎて実感できないので、三回連続で強い手を出したほうが勝ちとするなどとして、実際に試してみてください。かなりの確率で勝てることが分かると思います。私もきちんと統計をとったわけではありませんので、興味を持たれた方はぜひ統計をとってみて結果を教えてください。