李叔節

『太平御覧』所引『英雄記』
李叔節は弟の李進先とともに乗氏の城内にいたが、呂布が乗氏の城下まで来たとき、李叔節は城内から出てきて呂布のもとへ参詣したが、李進先は出ていくことを承知しなかった。(呂布は)李叔節のために数頭の肥えた牛をつぶし、数十石の酒をもち、一万枚の胡餅をつくり、(自分の方から)先に待ちうけて客人をねぎらった。

李典の一族じゃないかと思われる人。呂布配下の名士ということなら、李封に関係するかもしれない。

主語を変えて読んでみると

さっきのは適当に主語を補ったけど、これは全部、李進先のことを言ってるのかもしれない。李叔節は呂布を手ぶらで出迎えたが、李進先は城内で酒食を用意して呂布を迎え入れた、と。こっちの方が前後の状況からいえばすんなり理解できるような気がする。でも、そうすると「李叔節のために」という文句がどうにも理解不能になっちまうんだな。