郝経『続後漢書』

恥ずかしながらその史書の存在は全く知らなかった。

【楽史舎】チラシの裏

三国志についての史書のスタンダードといえばまず思い浮かべるのは陳寿の『三国志』でしょう。ただ、『三国志』がその地位を確立した裏では評価を得られないまま埋もれてしまった他の史家による史書も存在しているのです。
今回はそんな史書の中から『続後漢書』を取り上げてみました。

作者は郝経。元の時代の作です。史書のスタンスはタイトルが示しているとおり漢朝の正当な後継者を蜀としています。つまり、後漢の続きの漢朝について書かれた本なのです。

むかし郝経がきもいって書いたことあるけど、あのきもい主張の出典がたぶんこれなんだろうな。