民主党のウィークポイント

もう大勢は定まってきた感じで、なにを言っても動かないと思うので、いまのうちに言ってみる。


民主党の最大のウィークポイントって、ぶっちゃけ鳩山代表でしょ。


この人むかしから自分の立ち位置を客観視できてない感じで、というかあんまりIQが(ピー)くないようで、政権交代を果たしたとしても、なぜ有権者の支持が自民党から民主党に移ったかを理解できておらず、半分くらいは自分にカリスマ性があるおかげかなーとか勘違いしてて、組閣直後の調査で内閣支持率は60%台とそこそこのスタートを切ったかと思いきや、はやくも年来のイデオロギー的な持論(旧来の自民党的な)をアドリブでぶっちゃって、景気回復を期待して投票したほとんどの有権者をがっかりさせて一気に支持率30%台に急落、幹部連中にあれは流石にまずかったと諫められて、翌日の記者会見で不適切な発言だったと釈明するも、もはや党内での求心力はわやくちゃ、マスメディアはリーダーの資質を問う論調、国民は最初から期待はしてなかったし…と諦め顔、なんとなく首相と党代表を辞任してくれというムードが醸成されるも、オレが作ったオレの党だ、宿願の政権交代を果たしたのもオレのちからだという意識がどこかしらあるもんだから、かたくなな表情で突っぱね、党内からも露骨に辞めてくれという声もぽつぽつ出始め、それでもあくまで突っぱね、そういうゴタゴタが何日かつづいてるなーと思ってるうちに、いきなり何の前ぶれもなく辞意表明が速報ニュースで流れ、国民は総呆れ、マスメディアはそれじゃ自民党と一緒じゃないか無責任じゃないかと騒ぎたて、党内でははやくも後継者争いの気運が盛りあがり始め、結果、めでたく岡田克也氏が代表就任、首相に代わるも、もはや民主党に対する国民の期待はすっかり消えうせてしまい、政治そのものへの関心も薄く、鳩山、管、小沢の影はなく、かといって中堅若手も育っておらず、知名度もなく、民主党がそうしてグダグダやってるあいだに、自民党のほうでも森政権以来、清和会の天下が続いてるので、さすがに下野という大事態ともなれば他の有力会派がこのまま雌伏してはいられず、とくに津島派あたりから独立の動き、あるいは他の会派とともに清和会を包囲する動きが出てきて、たとえば平沼一党ら、かつて自民から出ていった連中を糾合、民主党との対決姿勢を見せて有権者にささやかな淡い期待を抱かせ、いっぽう民主党のほうでも小政党を抱きこみながら、つぎの参議院選挙を迎えて民主党は大敗、自民党躍進、あわれ岡田代表は敗戦責任を問われて鳩山前代表の尻ぬぐいをする形で辞任、自民党自民党有権者の支持を充分にはえられず、とうめん十数年くらいは自民党が主体となって民主党と連立を組んでグダグダーグダグダーやってる、そのうらで中国が牽引する世界経済の回復のおかげを受けて、なんとなーく長期政権化してくるんじゃなかろうか。


などとイヤーな予感がしてくんですが、どんなもんでしょう?鬼が笑いますか?