最近読んだ本

マーケティングとかのビジネスっぽいもんばっかりになってる。体がそういうモードになってるのか…。


エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

前に読んだやつの前の著作。どちらか片方だけでいいという人もあるが、それならば「買う」のほうを読むべきかも。「売る」は著者がニュージャージー・ネッツのコンサル(後に社長)を務めていたころのことを中心的に書いてるけど、視点が商品に近すぎて、どう応用すべきか見通しにくくなっているように感じた。それ以前に、「売る」は翻訳がひどいよ。原文の言いまわしを尊重しているんだろうけど、なにを言いたいのか分からない箇所が多い。もっと意訳に大胆になっていいと思う。


お客様は「えこひいき」しなさい !

お客様は「えこひいき」しなさい !

売上のほとんどを支えている上得意にコストを割け、という主旨。まあ、当然そうだろうな、という感じ。実例として上げられているJALのラウンジ、リッツカールトンの接客の引用が面白かった。


下流社会マーケティング

下流社会マーケティング

最近は自分の生活水準を「中の下」「下」と評価する人が多くなってきているので「中の中」狙いは時代遅れだ、という主旨。だからといって下流にターゲットしても利益があがらないので上流を狙えと言っている。一般に団塊世代といわれている層は8つのクラスタに分かれているので、ばくぜんと団塊世代をターゲットしようとするとどのクラスタも取りこぼしてしまうと指摘。第二次ベビーブーマーは実は団塊世代のジュニアではなく、5年ほどのズレがあるという。


会社法対応 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>

会社法対応 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>

株式会社の仕組みから帳簿の記し方、貸借対照表損益計算書の読み方など、初歩の初歩を会話形式で解説。



あのブランドの失敗に学べ!

あのブランドの失敗に学べ!

いま読んでるのもマーケティングもの。「その昔、企業の命運を握っているのは商品だった。(…)ブランド戦略を失敗すれば、どんなに優れた商品でも失敗しかねない。」


全体的に日本人による著作は実践的、即時的な傾向があるかも。洋書の翻訳は実践例も掲載するが、読者の人生に示唆を与える哲学的なものが多いような気がする。