ブランドの国外進出での言葉の失敗

あのブランドの失敗に学べ!

あのブランドの失敗に学べ!

こないだ読んでた本で紹介されていた、ブランドが国外進出したときの言葉での失敗事例。ブランド名やキャッチコピーの誤訳であったり、その言葉が現地では別の意味を持っていたりとか。

ペプシ in 台湾
ペプシ世代と元気に行こう(Come alive with the Pepsi generation)」というペプシのスローガンは、台湾では「ペプシは、死んだご先祖様を生き返らせる」と訳されてしまった。
シュウェップストニックウォーター in イタリア
シュウェップスの「トニックウォーター」が、シュウェップスのトイレウォーターと訳された時、そのキャンペーンは失敗してしまった。
シェビー・ノバ……etc.
中南米の人々がGM(ゼネラルモーターズ)の「シェビー・ノバ」を見てクスクス笑っても、大手自動車会社のGMは戸惑うばかりで、指摘されるまでその理由がわからなかった。「ノバ(Nova)」は、スペイン語で「動かない」という意味だったのだ。三菱パジェロ(Pajero)も、スペインでは恥ずかしい問題を引き起こした。スペインでは、「パジェロ」とは「自慰をする人」という意味の俗語だったからだ。トヨタのフィエラ(Fiera)も、プエルトリコでは問題を引き起こした。「フィエラ」は「醜いおばさん」という意味だったからだ。ドイツでは、誰も、ロールスロイスの「銀色の動物の糞」を欲しいとは思わなかった。英語圏では、そのクルマはとても詩的な「Silver Mist(銀色の霧雨)」と命名されていたのだった。フォード社はブラジルで「ピント(Pinto)」を発売したが「ピント」とは、ポルトガル語で「小さなおちんちん」という意味であった。
エレクトロラックス in USA
米国で新しいキャッチフレーズを発表した時、いささか波紋を呼ぶことになった。「うまく吸い込んでなめるのは、エレクトロラックスがいちばん」。
ガーバー in アフリカ
ビーフードメーカーのガーバーが、アフリカ市場で販売を始めた時、欧米市場と同じパッケージを使用した。それは、男の子の赤ちゃんの写真をラベルに使用したものだった。あまりに売れ行きが悪かったので驚いて調べてみたら、次のようなことがわかった。アフリカの消費者の多くは英語を理解しないので、欧米企業は商品の中身を写真にしてパッケージに表示することがふつうだったのだ。

これは言葉の事例ではないね。

クアーズ in スペイン
ビールのクアーズも、スペインではついてなかった。「気楽にやろうぜ(Turn it loose)」というスローガンが「下痢に悩まされるぜ」と翻訳されてしまったのだ。
フランク・パデュー in スペイン
フランク・パデュー社が鶏肉の販売促進をした時のことだ。スペインの消費者は戸惑った。「強い男がやわらかい鶏肉をつくる(It takes a strong man to make a tender chicken)」というスローガンが、スペイン語では、「性的に興奮した男が、ニワトリの情熱をかきたてる」と訳されたからだ。
クレイロール社「ミスト・スティック」 in ドイツ
クレイロールが「ミスト・スティック(Mist Stick)」という商品名の髪の毛をカールさせるアイロンをドイツで発売した時、「Mist」という言葉が牛の糞を意味するドイツ俗語であることを同社の誰も知らなかった。後でわかったことだが、「クソ棒」を欲しがる女性などほとんどいなかったのだ。
パーカー万年筆 in メキシコ
パーカー万年筆が、メキシコで「ポケットでインク漏れしないから大丈夫(It won't leak in your pocket and embarrass you)」と、広告した時も大騒ぎになった。「ポケットで漏れないから妊娠させてあげるよ」という意味になってしまったからだ。英語の「embarrass(困惑させる)」を、スペイン語の「embrazar(妊娠させる)」と混同してしまった。
アメリカン航空 in メキシコ
メキシコ人乗客に豪華なビジネスクラスを売り込もうとして、その革張りシートを売り物にしようとした。スペイン語の「Vuelo en Cuero(革張りシートで飛ぼう)」というスローガンを使ったのだ。スペイン語の辞書には、「en cuero」が俗語で「素っ裸で」という意味であるとは記されていなかった。
ヴィックス in ドイツ
ドイツで人気を得ることに失敗した。ドイツ語では、"V"は"F"の発音になり、ヴィックスは、Fで始まる猥褻な言葉のように聞こえてしまうからだった。
ケンタッキー・フライドチキン in 香港
おいしさを強烈に表現するために「指をしゃぶりたくなるほどおいしい」という謳い文句を世界中で使っている。でも、中国語に翻訳された時「指を食いちぎれ」となってしまった。誰だって、指よりフライのほうが好きなことはもちろんだ。