日本はコピー大国 その4

さあ、眠りなさい。


聖母たちのララバイなんてのもありましたね。

同年11月には第13回日本歌謡大賞を受賞。年末の第24回日本レコード大賞にも期待が高まったが、楽曲前半のメロディーが映画『ファイナル・カウントダウン』の劇中BGMの「ローレル&オウエンス」(Laurel And Owens)および「ミスター&ミセスタイドマン 」(Mr.and Mrs.Tideman)のメロディーと酷似していると、抗議のため来日した同曲の作曲者から指摘される。本曲作曲者の木森敏之がこの類似点を盗作と認めたため、作曲クレジットが木森と、盗作された上記楽曲の作曲者であるジョン・スコットとの併記という共作クレジットに修正された。この結果、外国人作家が製作した楽曲を対象外とする当時の日本レコード大賞の基準に該当し、大賞どころかノミネートにも至らなかった。最終的には作曲者のクレジットがジョン・スコットとの併記となったが、現在でも木森単独の作曲とする資料や、コンピレーション盤が複数存在している。当初4月21日発売と発表されていたが、1ヶ月延期になったことに加え、初回盤にJohn Scott作曲・編曲とクレジットされているものが存在することから発売前の混乱ぶりが窺える。