禰衡 黄祖の座を嘲弄す

『太平御覧』所引『禰衡別伝』
黄祖が蒙衝船に乗ったとき、賓客たちがキビや豆の葉を調理した。禰衡は食べたいだけ食べて左右の者に気づかいせず、それどころか手を打って笑いぐさにした。

食べることも忘れて議論しあうのが当時の賓客としての礼儀だったようで…。つまり禰衡は、自分と対等に議論できる相手がいないとの態度を示したわけ。