陳登の堰

『古今図書集成』淮安府山川考
(原文)高加堰 堰以捍淮.名曰高加者,為護運糧水道,宜加高而名之也.去治西四十里,三國時廣陵太守陳登所築。
(訳文)高加堰。この堰は淮水を支えている。名を「高加」と言うのは、食糧輸送の水路を保護するために加え高めるべきであるとして名付けられたからである。治府を去ること西に四十里。三国時代広陵太守、陳登が築いたものである。

治府というのは淮安府を指している。堰はその西方にあるというのだから、後漢の淮陰城のすぐ近くにあったようである。