『三国志』が面白いわけ(?)

愛国心―国家的に物事を考えること via 【Apes! Not Monkeys!】
日本というのは極めて民度の高い国です。背景には徳川二百年間の文治教育がある。これは世界最高の教育だったと言われています。安岡正篤先生から直に私が聞いたお話では、世界で一番教育が進んでいた時代というのは後漢の二百年と、それから江戸時代の二百年と、その二回だというのです。だから後漢のあとの三國時代の『三国志』は面白い。出てくる人間が全部最高の教養人だから面白いんだと。それから明治維新の話というのは面白い。西郷と勝が会うとそれぞれ大変な教養人ですから、お互いに分かり合うんだと。そういうことを言っておられました。

そうかぁ?(笑)

たしかに『三国志』は面白い。たしかに後漢時代は学問が成熟していたかもしれない*1。だからといって中国史上で一番面白いのが三国時代だとは三国ファンでも言いきれないだろうし、三国時代のあの英雄たちが中国史上で最高の教養人だとはとても思えない。安岡先生がいかほどの御方であるかは存じませんが*2、もしおっしゃる通りだとしたら、五代十国あたりの時代ももっと人気があってよさそうなんですけどね。教養ねー。

*1:でも庶民の識字率はまだ高くなかったはずだが?

*2:えーと、たしか細木数子の旦那さんでしたっけ?