鄧艾は滅蜀戦に乗り気でなかった

『晋書』文帝紀
(原文)帝將伐蜀,乃謀衆.(略)征西將軍鄧艾以為未有釁,屢陳異議.帝患之,使主簿師纂為艾司馬以喩之,艾乃奉命.
(訳文)帝は蜀を討伐しようと思い、人々に相談した。征西将軍鄧艾が、何度も「まだ付けいる隙がありません」と異議を唱えた。帝がそれを煩わしく思い、主簿の師纂を鄧艾の司馬につけて説得させると、鄧艾はようやく命令に従った。