宮崎市定さんは監修者

宮崎市定『中国文明論集』
人民を思うままに使役するに一番容易な方法は、隣組、即ち保伍(ほご)を造らせて連帯責任を持たせることである。租税の徴収も、兵役の徴発も、隣組に責任をもたせてやれば、人民同志はたがいに他に迷惑の及ぶことを恐れて、何でもお上の命令に従うものなのだ。こうして人民の地位は益々低下して行く。こういう苦しい社会を背景にしてこそ、仏教はその教線を拡大することができたのである。

『隨唐世界帝国』
そこで農家どうしを相互に監視させあうために隣保組織をつくらせ、連帯責任をとらせたのである。人民を思うままに使役するのに一番容易な方法は、隣組をつくらせて連帯責任を持たせることである。租税の徴収も、兵役の徴発も隣組に責任をもたせてやれば、人民同士は互いに他に迷惑をおよぶことを恐れて、何でもお上の命令に従うものなのである。

   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)  はいはいパクリパクリ
     `ヽ_っ⌒/⌒c
        ⌒ ⌒

追記

ちと誤解が生じそうなんで。

rinsenan オマージュとか祖述とかいうもんじゃないの

上で引用した『隨唐世界帝国』は、著者が外山軍治さんと礪山護さん、監修に宮崎市定さんら4人。礪山さんが執筆を担当した問題の箇所は、宮崎さんの著作とは一字一句ほとんど同じで「オマージュ」や「祖述」などではなく、宮崎さんの著作からの二次利用にあたる。引用の形態は取っていない。監修者である宮崎さんは礪山さんの原稿に目を通しているはずなので、これは著作権侵害ではなくて許諾のもとでの転載じゃなかろーかと。

これは冗談です。別に礪山護さんが宮崎市定さんの著作をパクっててけしからんと告発してるわけじゃないんで頼んます。